費用や英語力が必須なものの、短期も可能!ハワイにフラ留学する方法
- 2018/08/09


日本のフラ人口は200万人と言われる程。国内ではかなり人気の高い習い事として浸透しています。ハワイ・ライフスタイル・クラブの会員の皆様も、フラをしている方、興味をもっている方はかなり多くいらっしゃるのでは?

ハワイ在住ライター・相原光さんが書く、最終回の『ハワイに住もう』は、ハワイのフラ留学がテーマ。

フラを学んでいて、「ゆくゆくは本場で学びたい……」そんな風に考えてらっしゃる方必見のコラムです。

【ハワイに住もう】過去のコラムはこちら>>

 

ハワイでフラを学びたい!


フラ留学といっても様々なプランがありますが、大きく分けるとビザなしで気軽に体験できる短期留学と、本格的に大学でフラを学ぶ長期留学があります。

 

【日本人がアメリカに留学する場合】
●週18時間未満の授業を短期(90日未満)で受講する場合、学生ビザは不要
●週18時間以上の場合は学生ビザ(F-1)が必要

 

短期の場合は、語学学校とフラのレッスンがセットになっているプランが多く、「英語を学びながらフラのレッスンを受けることもできる」というのが一般的。平日に語学学校に通い、週に2回ほどフラのレッスンを受けるというのが主流で、1週間から1か月程度のプランが人気のようです。

一方、長期の場合は、大学で本格的にフラを学ぶことができます。世界で唯一、アカデミックにフラを学ぶことができる学科がハワイにはあるのです。

ハワイ島ヒロにある「ハワイ・コミュニティ・カレッジ(略してHCCと呼ばれる。日本の短大に相当)」には、「ハワイアンスタディーズという学科の中にフラのコースがあり、専門的な教育を提供しています。(州立ハワイ大学機構は、4年制の大学と2年制のコミュニティカレッジで構成されており、HCCはハワイ大学ヒロ校に隣接しています。)

フラのコースといっても、ハワイ語やハワイの神話なども必須科目となっており、ハワイの地理、歴史、植物などについても学ぶことができます。フラがどのような環境や歴史によって育まれてきたのか、ハワイアンの世界観を深く掘り下げて知ることができるわけです。

 

価値観が180°変わるほどのカルチャーショック!


実際に留学していた方にお話を伺ったところによると、「フラ留学をしてから、フラに対する考え方がガラリと変わるほどハワイアンの哲学を学ぶことができた」とのこと。日本で10年以上フラの経験があったけれど、価値観が180°変わるほどのカルチャーショックを受けたそうです。

ハワイにおけるフラの在り方は、日本での「かわいい衣装でゆったり踊るダンス」というイメージとはかけ離れています。また、フラを踊る目的も理由も大きく異なります。

ハワイアンがフラを踊るのは、ハワイの神々に捧げるためであり、自分の先祖とのつながりを感じるため、ハワイの文化を復活させるためという真摯なものなのです

そうしたハワイの本当の文化を深く学ぶことによって、日本に帰ってからフラを辞めてしまう人も多いのだとか。「フラはハワイの人がハワイで踊るもの」という意識が高まり、日本人の自分が日本でハワイのフラを続けることに疑問をもってしまうのだそうです。

一方、ハワイの文化を学んだことによって、日本の文化をもっと深く知りたくなったという意見もありました。外国に留学したことで、自分のアイデンティティを再認識することができたそうです。また、ハワイの文化を日本人に伝えたいという思いも生まれたそうです。

 

最低半年前から準備を始めよう


実際に留学するとなると、ビザを取るのに時間がかかるので、半年前には準備を始めたほうがよいでしょう。インターネットや電話で大学に直接申し込むこともできますが、日本には留学専門のエージェントがあるので、まず問い合わせてみるのも1つの方法です。

留学に最初に必要なのが英語力。英語力が大学進学レベルに満たない場合は、大学に入る前に語学プログラム(Intensive English Program 略してIEP)の受講が必要になります。(IEPの入学は1・3・5・8・10月)

IEPで最終段階のレベル4を卒業するか、TOEFLで規定のスコアを取るとHCCに進学することができます。(HCCの入学は8月か1月)

大学での勉強は、日本に比べて宿題がはるかに多く、本当に勉強しないと卒業できないとのことでした。興味のない分野の必須科目は特に大変だったそうです。

IEPで約半年・専門課程が2年なので、卒業までには2年半から3年くらいかかります。卒業後はハワイ大学に編入する人もいるそうです。

F-1ビザで就学している学生は、卒業前にOPT(Optional Practical Training)を申請することができます。OPTとはインターンとしてフルタイムで就労することができる制度。OPTを取得すると、自分の専攻と関連する職種で1年間有給就労が可能です。

 

気になる費用は?


ハワイ大学は国籍ではなく州内「居住者」か「非居住者」によって学費が異なり、留学生は非居住者となります。非居住者は居住者のなんと3倍近い費用がかかります

昨年のHCCの非居住者の年間授業料は8,160ドル+諸経費60ドル。年間の生活費、教科書代、施設使用料、その他の雑費などを合わせると年間で3万ドル近くかかるのが平均的です。

IEPは別途料金がかかります。授業料やテキストなどを含めて8週間で約2,500ドル。それに生活費がかかることになります。(※費用はあくまでも概算ですので、正確な金額は各自でご確認ください)

なお、学校でフラを習うのではなく、ハラウ(フラスクール)で直接学ぶという方法もあります。この場合は、観光で滞在しつつワークショップなどに参加するというものになります。まずは本場のフラを体験してみてから、留学について考えるのもよいかもしれません。

【参考:ハワイ・コミュニティカレッジ

 

相原光
ハワイ島在住フリーランスライター兼SUSHI屋のおかみ。群馬県出身、早稲田大学卒業。2008年ハワイ移住後、ハワイの文化歴史や美容・健康・レストラン・スポーツ・ビジネス・音楽・アート・農業など、あらゆる分野で記事を執筆。ハワイの著名人へのインタビューは百名を越える。2012年に夫婦で持ち帰り寿司店をオープン。ライターとして活動しつつ、寿司屋のおかみとしても格闘中。

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