「生涯現役の街づくりを考える・アクティブシニアのための柏の葉マップを作ろう」
の第5回目の講座が12月10日に千葉大学で開かれ、男性12名、女性8名の計20名が参加。
今回のテーマは、「健康を維持するために、普段からどのようなことを実践しているか」です。
食事面で気を遣っていること、日々習慣にしている運動など、自身の健康のために
行っていることを出し合いました。
はじめに、柏の葉アーバンデザインセンター(UDCK)の豊田さんから、「まちづくりスクール」のご案内がありました。2015年下期のテーマは「地域のストーリーを紡ぐ」です。
次に「日々、楽しいと感じることは何か」をテーマに、自由に記述するという課題が出ました。予告なしの課題でしたが、約10分ほどの時間の中で、各自が懸命に記入していました。
ワークショップのテーマは「健康維持のために日々何を実践しているか」です。
1日に課している歩数、胴回り数値など、具体的な目標をあげながら、各自の健康管理の方法を披露。
課題について書かれたシートを千葉大学の学生さんが入力してデータ化。
「テキストマイニング」という手法を用いて、キーワードを抽出。出現頻度や関係性を読み解いていきます。
1グループ目は「健全な身体に健全な心がやどる!」と掲げ、運動の実践や心構えなどの項目を整理。「笑いと感動の毎日を!」を目標とし、「笑う門には福来たる」と結んでいました。
2グループ目は「介護されない身体となるには」という観点から食事、予防、心、体の4項目に分類。睡眠状態やカロリー摂取量などを日々管理できるリストバンドの紹介もありました。
3グループ目は、健康であるための要素として、脳トレや座禅といった知的活動、バランスのよい食生活、運動の3つを抽出。
「おだやかな日常生活を送る」ことを目標に設定しました。
4グループ目は食事、運動、検診を健康の基本要素にあげ、「精神の健康」と「肉体の健康」のバランスが重要と指摘。
アクティブシニアの具体的なイメージにまで落とし込んでいました。
徳山先生は「分類する枠組みが先にあり、現状の説明にとどまっていないか」と指摘。「次を目指すアクティブシニアは、新しい関係の発見が大事なのでは」との示唆をいただきました。
最後にテキストマイニングの結果を発表。最も多くあがった言葉は「孫」と「旅行」。
出現頻度の高い30語のポジショニングが示されると、読み取るポイントが見い出せず、頭を抱えてしまうメンバーも。