千葉大学 環境健康フィールド科学センター ワークショップ・プログラム

生涯現役の街づくりを考える アクティブシニアのための柏の葉マップを作ろう

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2015年10月8日

柏の歴史について学んでみよう!

「生涯現役の街づくりを考える・アクティブシニアのための柏の葉マップを作ろう」の第6回目の講座が1月14日に千葉大学で開かれました。
今回は、柏市教育委員会生涯学習部文化課の専任副参事・髙野博夫様をお招きし、柏の歴史について、お話いただきました。これまでのワークショップの中で、「もっと柏の歴史や文化を知りたい」という声が多くあがったのが理由です。
『小金牧 柏発展の原点を求めて』というテーマで、1時間余りの講義を参加者は熱心に聞き入っていました。
また、後半にはこれから作成するマップの台割の提案があり、次回までに、担当したいページや素材を考えてくるという課題が出されました。

第6回 写真1

はじめに、路線図を手にした髙野さんが「筑波高速度電気鉄道路線図というタイトルですが、昭和初期に作られたもの」と解説すると会場からは驚きの声。
TXとほぼ同じ路線だったからです。

第6回 写真2

「柏は歴史のない街だと言われることがありますが、千葉県の中で10万点もの資料があるのは柏市ぐらいです。
千葉市でも6万点にすぎません」と歴史ある柏市の一面を強調しました。

第6回 写真3

「柏の歴史の一番の特徴は近現代における人口の爆発です。大正9年には24,908人だった人口が、平成27年には約16倍の410,822人に増加。急激に人口が増えた点に着目してみましょう」と髙野さん。

第6回 写真4

昭和39年に豊四季台団地ができて人口が10万人を超え、昭和48年には柏駅にそごうと髙島屋が開業し20万人を突破。
平成元年には30万人に達した柏市。
急激な変貌を遂げました。

第6回 写真5

千葉県北西部にあたる下総台地は古くから馬牧(馬の放牧)に適した地域で、柏市も名馬の産地だったそうです。講演テーマにある「小金牧」とは、江戸幕府が設置した放牧場を指します。

第6回 写真6

明治時代に入ると、東京に集まってしまった旧幕臣などの窮民を東京から引き離すために開墾会社を設立。
三井八郎右衛門へこの地域の開墾を託し、次々と開墾村が誕生しました。

第6回 写真7

昭和10年代には、柏は陸軍の軍都としての色合いが濃くなり、陸軍柏飛行場などが設置されました。飛行場については知っている人が多く「滑走路の長さはどれくらい?」など、質問が出たほどでした。

第6回 写真8

柏の歴史について、さらに詳しい情報が知りたい場合には、柏市役所で閲覧ができるとのこと。「興味のある方は、ぜひ訪ねてみてください」という言葉で髙野さんの講演は終了しました。

第6回 写真9

続いては、いよいよ制作が始まる「柏の葉マップ」の台割について、デザイナーの大野さんから説明がありました。
『柏の葉STORY』というタイトルで、全部で16ページの構成です。

第6回 写真10

次回までに『柏の葉STORY』の担当したいパートを選び、素材を集めてくることになりました。いろいろな雑誌のデザインや写真を参考にしながら、イメージをふくらませたいですね。

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